ループを閉じる装置。
密閉された環境で稼働する、自己完結型の自動複合材積層装置です。所定仕様の繊維強化テープを 成形型の上に積層します。人手作業はゼロ ― そして、全工程の条件を記録します。
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これは3Dプリンターではありません
TapeLayer™ は多軸直交座標型の積層装置です。航空宇宙構造にも用いられる 連続繊維強化テープを、装置内に設置した成形型の上へ積層していきます。フィラメントを押し出すわけではなく、出てくるものもプリントされた 部品ではありません。管理された工程でつくられた、設計上の複合材積層体です。
2つの機種。
1つの構造。
これらは実機であり、実機が育てる仮想(ソフトウェア)側の製品とは別のものです ― 密閉ガントリーという同じ構造を、2つのスケールで展開します。仕様は、現在のビルドパートナーである Andrews-Cooper 社との試作開発段階における設計目標値です。
TapeLayer™ Compact
卓上型の装置です。試験片パネルや小型の製造に合わせたサイズで、既存の材料認定の ワークフローにそのまま入り、初日から製造実績データを生み出し始めます。
- 外形(公称)約1.2 × 0.6 × 0.6 m (47 × 24 × 24 in)
- 設置ベンチトップ・一般的なラボ電源
- 主な用途認定用パネル・試験片・小型部品
- 状況開発中
TapeLayer™ Standard
量産機です。標準的な輸送コンテナの外形に収めています。お客さま、そのクライアント、 あるいは所有者の拠点へ納入します ― 当社の拠点に置くことはありません。 サプライヤーセルとして遠隔で運用します:部品が出て、データが返ってきます。
- 外形(公称)TEU相当・約6.1 × 2.4 × 2.6 m (20フィートコンテナ、1 TEU)
- 設置オンサイト・または遠隔運用
- 主な用途量産・より大型の構造
- 状況開発中・Compact に続いて展開
なぜこの構造なのか。
多関節アームではなく、ガントリー
ガントリーはZ軸を固定するため、ツール上のどのXY位置でもヘッドが一定の押付け力を加えられます。 多関節6軸アームは旋回のたびにずれが積み重なり、較正も到達距離によって変わります。再現可能な工程データこそが製品である装置にとっては、位置による誤差を抑えられる 直交座標構造が適しています。
座標軸 + 曲面成形型
TapeLayer™ は、造形空間に取り付けた成形型表面を受け入れる多軸座標機です。 平板なら積層、実際のツール上でつくる複雑形状なら成形 ― 同じ装置、同じ記録された工程です。
密閉され、計測された環境
積層品質は「ステップ1」に左右されます ― 温度、湿度、清浄度、取り扱い。積層空間は密閉され、 これらの環境条件を計測しています。そのため変数は制御され、かつ記録されます ― 装置のデジタルツインを補正するテレメトリです。
製造の途中でのハイブリッド材料
熱硬化性テープと熱可塑性テープを1回の製造の中で組み合わせられるため、それぞれが 最も活きる位置に異なる材料系を配置できます ― 密閉された工程やデータ記録を壊すことなく。
人手作業ゼロ
材料の装填から積層の完了まで、部品に人の手が触れることはありません。これにより、 複合材製造で最大の「記録できない変数」が取り除かれ、記録された工程がそのまま 工程のすべてになります。
どこからでも運用・製造できる
部品を輸送する代わりに、製造データを装置へ送信できます。遠隔運用により梱包・輸送コストがなくなり、 オンデマンドの納期にも応えられます ― 装置はお客さま、そのクライアント、あるいは 所有者の拠点にあり、当社の拠点に置くことはありません。
金属を削る前に、ツールを検証する。
金属製の積層用成形型は、どの複合材プログラムでもコストと日程の大きな項目です。 TapeLayer™ のワークフローは、まず安価にツールを検証します。 マスキングテープを貼った3Dプリント樹脂ツールで、金属に踏み切る前に 形状・テープ経路・工程の挙動を確認できます。
また、装置は取り付け式の成形型表面を受け入れるため、お客さまがすでに保有している 成形型・治工具資産とも両立します ― 既存のツールを装置に持ち込めばよく、その逆ではありません。
成形型の検証の手順
- 成形型を樹脂で3Dプリントし、表面にマスキングテープを貼る。
- 積層を実行し、装置上で形状とテープ経路を確認する。
- 成形型設計の改良を、機械加工ではなくプリンターのコストで繰り返す。
- 工程を検証し終えてから、一度だけ金属に踏み切る。
装置だけでは、ループは閉じない。
一つひとつの製造が Greenlight Loop™ プラットフォームを育てます。製造実績データが、 その部品の構造データと結び付いたまま、お客さま自身のライブラリへ戻ってきます。